ピルを服用するときは、他の薬の服用でも薬局がだす薬の注意事項を読んでからと同じように、服用者向け情報提供資料をよく読んで、ピルについて十分知識を得ておきましょう。服用者向け情報提供資料には、ピル服用にあたって注意が必要な人などの注意事項が記されています(下記の人)。注意が必要でない人も安全に服用するためには6ヵ月~12ヵ月に1回の健診(問診、血圧、肝機能、中性脂肪、血糖などのチェック、子宮頸部細胞診)は大切です。
- 40歳以上の人
- 家族に乳癌になった人がいる、または乳房にしこりのある人
- たばこを吸う人
- 肥満の人
- 家族が血栓症にかかったことのある人
- 前兆のない偏頭痛の人
- 心臓弁膜症の人
- 軽度の高血圧の人(妊娠中に高血圧が認められた人も含む)
- 糖尿病またはその疑いのある人
- ポルフィリン症の人
- 肝障害のある人
- 心臓の病気、腎臓の病気にかかっている人、またはこれらの病気にかかったことのある人
- てんかんのある人
- テタニーのある人
- 医師の治療を受けている人