Q & A

Q & A (Frequently Asked Questions)

子宮癌検診で細胞診の結果を聞きに行ったところ、『細胞診の結果は軽度異形成で、パピローマウィルス感染が疑われます。3ヵ月に1回の検診で様子をみましょう』と説明を受けました。このまま様子をみていて良いものなのでしょうか。

 異形成、子宮頸癌の原因については、性交渉によるパピローマウィルス(human papilloma virus ; HPV、ヒト乳頭腫ウィルス)の感染といわれています。しかしながら、パピローマウィルスのうち癌化に関係するタイプは少数と考えられています。また、パピローマウィルスに感染してもウィルスが自然に消失してしまう割合は5年で90%と高率です。したがって、ウィルス感染のすべてが将来癌になるわけではありません。ウィルス感染の診断結果から細胞診診断結果を推測するのは現在のところ不可能です。子宮頸癌検診でもっとも大切なことは細胞診によるスクリーニング検診とその後の精密検診で経過を観察することです。手術の可能性は少ないと考えます。ご指導を受けられたとおりきちんと検診をお受けください。

初診時(妊娠6週)に検査した細胞診の結果が軽度異形成と言われました。
癌ではないが異常な細胞がでているので妊娠中も時々細胞診をしながら様子をみましょうということでした。妊娠の継続や分娩に影響があるのか心配です。

 異形成には軽度、中等度、高度の3段階があります。高度異形成が将来上皮内癌になることはありますが、それでもその可能性は10数%程度といわれています。軽度異形成ではその可能性は1%ほどと低く、80%の軽度異形成が自然に治癒します。この率は妊娠時、非妊娠時で変わりがないと多くの報告でいわれています。組織診で診断が確定した軽度異形成(妊娠中の組織診検査は出血が多くなることがあります)は、妊娠中も非妊娠時と同様に3~6ヵ月に1回の子宮頸部細胞診とコルポ診(腟拡大鏡診)で経過観察します。分娩は通常の経腟分娩が可能ですが、分娩後には再度精密検診を行い、手術を必要としない軽度異形成の診断確定が将来のために重要です。

体外授精(IVF : in vitro fertilization)による不妊症の治療はやっていただけますか?

 排卵誘発し卵子を経腟的に取り出して培養器内で精子とともに培養した受精卵を、子宮へ戻すIVFは、高額な自費治療で、不妊治療の最終方法と考えられています。当クリニックでは臨床の長い経験から他の解決できる方法からはじめますが、その方法では解決が難しく長期間かかると考えるときには、IVFを行う関連の施設へ御紹介します。

緊急避妊(morning after pill)について教えて下さい。

 性交後ホルモン剤を内服して避妊する方法を緊急避妊といいます。これによる避妊率は75%といわれています。月経が遅れるときは、万が一の妊娠を考え妊娠反応の検査をして下さい。詳細は医師の指示に従って下さい。

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